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セバージョスのプレー分析

Jake Meehan氏の記事の紹介です。

 

セバージョスの今夏の去就は注目を集めている。

以下では今季の彼のプレー分析やほかの選手との比較を3つに分けて紹介する。

エメリ時代のポジションとボールを受ける位置の矛盾

セバージョスはエメリ政権時に攻撃的なポジションを任されていたが、チームメイトからボールを受ける際に、深い位置でボールを受ける傾向があった。

その結果下の画像のプレーの様に、ゴールからの距離が遠くなり、結果として創造性を活かしきれていなかった。

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セバージョスが深い位置に降りることで、アーセナルの中盤に奥行きが生まれず、相手の中盤がアーセナルの中盤にプレッシャーをかけることが容易になってしまう。

また下の画像のプレーの様に、彼が深い位置に下がると前線と中盤の間に膨大なスペースが生まれ、前線との連携が薄くなっていた。

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アルテタ政権下での役割

アルテタが就任するとセバージョスに低い位置からのビルドアップという明確な役割を与え、彼をエメリ時代より低いポジションで起用している。

アーセナルが低い位置からビルドアップをするときは、左サイドバックのサカがより高い位置へ移動する。ジャカは左センターバックの位置に下がり、センターバックの一人が中央に移動し、もう一人が右にシフトする。

セバージョスは中盤の深くで中央に移動し、下の画像のようにダイヤモンドを作っている。

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セバージョスはこのアルテタの戦術によって創造性を発揮している。この戦術は、ビルドアップの段階で数的優位を作って、相手の前線のプレスを破り、セバージョスにボールを渡すことを可能にする。

アルテタの下でセバージョスは重要性な役割を担っている。アルテタ就任後、セバージョスが先発でない試合でアーセナルの1試合あたりの得点数は1.22、失点数は0.88、平均勝ち点1.5であるのに対し、先発時は1試合あたりの得点数は2、失点数は0.67、平均勝ち点は2.5である。

ジャカとゲンドゥージとの比較

ジャカとセバージョスは似たタイプの選手であり、両者はパスセンスに秀でた選手だが、プレスをかけられた時のパス精度はジャカが劣る。

またジャカはタックルのタイミングを誤ったり、不必要なファウルを与えるなどで、退場するリスクが高い

ゲンドゥージのパスレンジとドリブル能力はセバージョスに匹敵するが、成熟度に欠け、ニューカッスル戦では退場処分となってしまった。またドバイで、アルテタやスタッフ陣とと口論になったこともあった。

対照的に、セバージョスは怪我から復帰後、懸命に練習に励んでいた。

ゲンドゥージのもう一つの欠点は、オフザボールでの集中力の欠如だ。

下の画像のプレーでは、クロスを入れられた際に、ゲンドゥージはスイッチを切ってマークを外してしまっている。その結果、失点をしてしまった。

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セバージョスが守備の役割をおろそかにすることは稀である。

Jake Meehan

 

ダニ・セバージョス - Wikipedia

Dani Ceballos - Player profile 19/20 | Transfermarkt

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