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アーセナルのコラシナツ放出が非合理的とは言えない理由

Andrew Dowdeswell氏の記事です。

ー今夏のコラシナツの去就は依然不透明である。彼の放出は非合理的であるかに思えるが、必ずしもそうではない理由を以下に紹介する。

フットボールクラブの財政にもコロナウイルスが大きく影響を及ぼしている。アーセナルは先日、選手と12.5%の給与カットに合意した。

ディレクターのラウールサンジェイはイブニングスタンダード紙に来季の試合が全て無観客開催となれば、1億4400万ポンドの損失が生じ得ると語った。

この状況を鑑みると、アーセナルは今夏の移籍市場で倹約的な振る舞いが求められるだろう。合理的な移籍金での補強と放出が必要だ。

その場合、コラシナツは潜在的に放出候補となるだろう。2017年にフリーで加入したコラシナツは、それ以来先発の座を掴んでいた。しかし昨夏のティアニーの加入以来、彼は定位置を失っている。

ティアニーは今季の大半を怪我で欠場しているが、左サイドバックのレギュラーとしての役割を期待されている。そしてコラシナツの序列は彼に劣っている。

そのため、アーセナルは彼の放出を検討している。Football.Londonによると、アーセナルは1月にPSGのクルザワに対してシーズン終了時にフリーで彼を獲得する意向を示したという。

そうなればコラシナツは放出される運びとなるはずだ。

クルザワの獲得には反対意見が多い。彼は既に27歳で、サラリーも安くなく、プロ意識に欠ける部分もあり、当然と言えるだろう。

そのためコラシナツ放出は非合理的にみえるだろう。しかし彼の放出に合理性が見いだせるのも事実である。

コラシナツは怪我をしやすく、稼働率が低い。彼は夏に27歳になり、週給10万ポンド(年俸約7.5億円)で、2年後に期限が切れる。

クルザワはコラシナツの欠点を全て解決する選手ではないが、週給10万ポンドで彼を獲得できれば、アーセナルはコラシナツ放出で移籍金を得ることができる。コラシナツの移籍金は1500万ポンド前後になるはずだ。

またブカヨ・サカは左サイドバックとして素晴らしいパフォーマンスを見せてきた。来季は左ウイングに戻る可能性が高いが、必要に応じて左サイドバックでのプレーが可能である。

コラシナツは計算できる左サイドバックの控えだ。彼の放出は一見非合理的にみえる。しかし、彼の放出と代役確保を通じて、アーセナルの財政的状況が改善するならば、非合理的とは言えないはずだ。

Andrew Dowdeswell

 

セアド・コラシナツ - Wikipedia

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セバージョスのプレー分析 - アーセナルHUB

参照

Arsenal: Offloading Sead Kolasinac not all stupid