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オーバメヤン放出の3つの利点と3つの欠点

Tashan Deniran-Alleyne氏の記事の紹介です。

 

マンチェスターユナイテッドバルセロナインテルからの関心が報じられるオーバメヤンアーセナルは夏の移籍市場でキャプテンを放出すべきだろうか。

 

オーバメヤンの去就は注目を集めている。2018年1月にボルシアドルトムントから5600万ポンドで加入して以来輝かしい成績を残しており、彼のゴールのおかげでアーセナルは来季のCL出場権争いに踏みとどまっている。

しかし来季に彼の姿をエミレーツで見られるのだろうか。

この質問の答えを多くのサポーター待っている。2021年に契約が満了することを考えるとアーセナルは今夏に放出を迫られる可能性があるからだ。そして夏の移籍市場で多くのクラブが彼を注視している。

以下ではオーバメヤン放出の3つの利点と3つの欠点を紹介する。

メリット

チーム再構築の契機に

アーセナルは2018年1月に当時のクラブ記録である5600万ポンドでオーバメヤンを獲得した。今夏がその高額の移籍金を取り戻す最後のチャンスとなるだろう。5000万ポンド前後の移籍金が回収出来れば、その資金を再投資できるはずだ。

センターバックセントラルミッドフィールダーは、オーバメヤンの放出の有無にかかわらず優先順位が高い。そしてもちろんオーバメヤンが退団する場合彼の代役が必要だ。

サンジェイとベンカテシャムのポリシーの順守

昨年3月にファンイベントでスピーチをしたフットボールディレクターのラウール・サンジェイは契約満了の2年前までに契約を更新しない選手はすべて放出すると語った。マネージングディレクターのヴィナイ・ベンカテシャムは以下のように語り、このスタンスを支持した。

「キャリアの終盤には近づいていない中堅選手の契約の残りが2年になった場合は、我々は何らかの決定を下さなければならない。」

この夏はその約束を裏付ける時だ。そうでなければ、来夏にオーバメヤンをフリーで失うリスクがある。サポーターは毎年のように続く主力選手の適正額以下での流出に慣れてしまっており、新しい体制の下でこの状況が変化することを望んでいる。サンジェイとベンカテシャムがオーバメヤンの去就問題に彼らのポリシーを適応すれば、彼らは約束を守ることができる。

若手の台頭

アーセナルには有能な若手が数多くおり、その多くはオーバメヤンの放出で恩恵を受けるだろう。マルティネッリはもちろんのこと、今季は左サイドバックで起用されているが本来はウィンガーであるサカもチャンスを得るだろう。そしてネルソンやスミス・ロウの出場機会も増えるはずだ。

2007年にアンリが退団した後にはファン・ペルシー、アデバヨールベントナーなどがチャンスを得た。13年たった今の状況は当時と似ている。オーバメヤンの代役となるのは困難だが、大きなプレッシャーのかかるこの状況で新たなスターが誕生するかもしれない。

デメリット

得点力不足のリスク

オーバメヤンが退団したらアーセナルは誰を買うのか。優秀なストライカーの獲得は容易ではなく、ワールドクラスのフォワードの多くは既にビッグクラブにいる。

オーバメヤンはサンチェスとジルーの退団以来アーセナルの主なゴールの供給源であった。オーバメヤンの放出はアーセナルに短期的に得点不足という大きな問題を残すことになるだろう。

ラカゼットはゴール前ではオーバメヤンと同レベルではなく、エンケティアはまだ成長過程にある選手だ。オーバメヤンと同レベルの代役が獲得できなければ、アーセナルは少なくとも1シーズンの間決定力に欠くことになる。選手の質が向上しない限り、タイトルやCL出場権の獲得はより一層難しくなるだろう。

アルテタ監督への痛手

アルテタ監督はまだ監督に就任して1シーズンも経っていないが、既にヴェンゲル前監督が何度も経験したであろう状況に直面している。もちろんオーバメヤンの去就問題はアルテタ監督就任以前から存在していた問題であり、彼は既にオーバメヤンの去就についての自身のスタンスを明確にしている。先月彼は以下の様に語った。

「私にとってそれは非常に単純なことだ。どんな状況でも彼を引き留めたい。我々の意思と彼の意思はいずれ分かるだろう。我々が交渉でどんな立場になるのかを今から予測するのは難しい。」

オーバメヤンの放出はアルテタ監督に大きな痛手となるだろう。

人望のあるキャプテン

オーバメヤンアーセナルのロッカールームで大きな影響力を持っている。彼が入団からわずか1年半後にキャプテンの一人に選出されたという事実は、彼がチーム内で人望があることを証明している。マルティネッリ、サカなどの彼の控えに回る若手からも支持を得ていることは、彼の人望の更なる証明だ。

オーバメヤンはゲンドゥージのイングランドでの適応を手助けし、ペペにも同様に接している。こういったことは気づかれないことが多いが非常に重要なことで、その影響力は替えの利かないものになるかもしれない。

Tashan Deniran-Alleyne

 

ピエール=エメリク・オーバメヤン - Wikipedia

Pierre-Emerick Aubameyang - Player profile 19/20 | Transfermarkt

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参照記事

www.football.london