<全てはオーバメヤンとラカゼットの去就次第>アーセナルの来季のスリートップの布陣予想3選
Andrew Dowdeswell氏の記事です。
アーセナルの来季のスリートップの布陣はオーバメヤンとラカゼットの去就に大きく左右される。
以下では2人の去就状況を3つのパターンに分け、それぞれの場合のスリートップの予想布陣を紹介する。
ラカゼットが退団
ラカゼットが退団し、オーバメヤンが残留した場合、多くのファンはオーバメヤンのセンターフォワードでの起用を見たいと思うだろう。
アルテタは就任以来、オーバメヤンを左サイドで起用してきた。しかしオーバメヤンはドルトムントではセンターフォワードとして活躍していた。
統計データは彼の左サイドでの起用を支持している。オーバメヤンはアルテタの下でプレーしたリーグ戦の696分間で、6ゴールを記録している。今季のエメリの下では、146.25分毎に1ゴールを記録していた。
監督交代後のオーバメヤンは、より高い90分あたりのゴール数、タッチ数、ペナルティエリア内でのタッチ数、ドリブル成功数を記録している。そのためもしラカゼットが去った場合、オーバメヤンはアウトサイドに残るだろう。
そうなると、エンケティアが中央で起用される可能性が高い。1月にアーセナルに戻って以来、エンケティアは非常に印象的な活躍を見せ、アルテタは彼のパフォーマンスに満足している。
彼は5試合に出場して3得点を挙げている。ラカゼットが退団した場合は、ペペが右サイドに、オーバメヤンが左サイドに起用され、エンケティアにステップアップの機会が与えられるだろう。
オーバメヤンが退団
オーバメヤンが退団すれば左ウイングのポジションが空くことになる。ラカゼットはセンターフォワードに、ペペは右サイドに残り、マルティネリ、サカ、そしておそらくネルソンも左サイドで先発の座を争うことになるだろう。
3人のうち、マルティネッリはオーバメヤンに最も似ている。彼はセンターフォワードとウイングをこなし、ペナルティーエリアで脅威になり、スピードに優れ、常にゴールを奪える位置にポジションをとる。
しかしサカは最も完成度の高い選手であり、左サイドバックでのプレーで示した安定感の高さは、彼がトップリーグで活躍できることを示している。
ティアニーが復帰したことで、サカは前線でプレーできるようになるだろう。そしてネルソンは両サイドに厚みをもたらすだろう。
ラカゼットとオーバメヤンが共に退団
ラカゼットとオーバメヤンが退団すれば、前線の2つのポジションが空くことになる。2人が退団した場合は新たな選手を獲得することになるだろう。
補強するポジションは、アルテタがエンケティアとマルティネッリをセンターフォワードのレギュラーに適任と考えるのか否か、そしてサカ、ネルソン、マルティネッリを左ウイングのレギュラーに適任と考えるのか否かによって異なる。
アーセナルはどちらかのポジションを補強しなければならないだろう。アルテタのサカ、ネルソン、マルティネッリへの信頼を考えると、新しいストライカーに投資する可能性が高い。
Andrew Dowdeswell