大予想:アーセナルの今夏の放出選手と放出額 <後編>
昨日の前編の続きになります。
Andrew Dowdeswell氏の記事の紹介です。
エルネニー-1500万ポンド
エルネニーはアーセナルで確固たる地位を確立することができず、昨夏にベシクタシュにレンタルされた。昨季の彼はPLで5試合、ELでは7試合に出場したのみだった。
27歳のエルネニーの限界は誰が見ても明らかだ。仮に戻ってきたとしても、彼は中盤で最も序列の低い選手になるだろう。
エルネニーのサラリーは週給5万ポンド(年俸約3億7000万円)で、残りの契約年数は2年だ。またベシクタシュは1800万ユーロ(約1500ポンド)の買い取りオプションを持っている。
ベジクタシュがそれを行使するかどうかは不明だが、行使しない場合でも、アーセナルは他に彼を買い取るクラブを探すだろう。
ムヒタリアン-1500万ポンド
ムヒタリアンは今季ローマでのレンタル生活を謳歌している。度々の負傷に苦しんでいるが、プレー可能な時にはほとんどの試合に先発出場を果たし、リーグ戦811分出場で、6ゴール3アシストを記録している。
ローマは今季序盤に1000万ポンドの移籍金で2回にわたり完全移籍のオファーをしたが、1800万ポンドを求めるアーセナルはそれらを拒否した。
ムヒタリアンは残り契約年数が1年の31歳であり、オーバメヤンとエジルに次ぐ3番目の高給取りということを鑑みると、アーセナルの交渉の立場は弱い。
賃金負担の軽減を目指すアーセナルは、1500万ポンド前後の移籍金ならば受け入れるだろう。
オーバメヤン-5000万ポンド
オーバメヤンは高額なサラリーを伴う契約を1年残しており、彼の残留のためにはさらに高額な契約を結ぶ必要があるだろう。
契約延長交渉が平行線を辿れば、売却を余儀なくされるはずで、今夏は彼に見合う移籍金を回収する最後の機会になる。
オーバメヤンの移籍金の予想は非常に困難である。もし残り契約年数が複数年あり、全盛期を迎える年齢であれば、1億ポンドを超えるだろう。現在の状況を鑑みれば、アーセナルが彼の獲得に費やした5200万ポンドは回収できるはずだ。
エジルとラカゼットも、ベテラン、高賃金、残り短い契約年数という同様の条件を持つ放出候補だが、エジルの買い手を見つけるのは困難で、ラカゼットは契約を2年残している。
今のところ筆者は上記の2選手の残留を予想するが、オーバメヤンは放出されると考えている。
Andrew Dowdeswell
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大予想:アーセナルの今夏の放出選手と放出額 <前編> - アーセナルHUB
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