大予想:アーセナルの今夏の放出選手と放出額 <前編>
Andrew Dowdeswell氏の記事の紹介です。ちょっと長い記事なので、明日この記事の後編を挙げます。
ー夏の移籍市場での大きな動きが予想されるアーセナル。ここではアーセナルが放出する選手とその放出額についての筆者の予想を紹介していく。
アーセナルは今夏の陣容刷新に迫られている。補強選手に注目が行きがちだが、補強の成功を決定する一つの要因は放出で得られる資金だ。
ここでは、アーセナルが"誰を放出し、どれほどの移籍金を得られるか"を予想していく。
ソクラティス-1000万ポンド
パスセンス、右サイドバックでの散々な出来、脆弱になりつつある守備力などの欠点を抱える中、ソクラティスは最低限の仕事はこなしている。
アーセナルは彼を、若手のCBを探す間の穴を埋めるための経験豊富な選手として安価に獲得した。
期待の若手であるサリバが来夏の加入を迎えれば、ソクラティスはお役御免となる。彼は6月に32歳となり、残りの契約年数は1年となる。アルテタの長期的なビジョンには含まれていないだろう。
今夏は2年前のソクラティス獲得に費やした1800万ポンドのうちのいくらかを回収する最後のチャンスだ。
今季の彼のパフォーマンスが低調で、クラブは30代の選手は基本的に放出する方針でいる。また彼の週給は9万ポンド(年俸約6億8000万円)と高額である。
これらの理由からアーセナルは彼を獲得した時の移籍金より安い額のオファーでも受け入れるだろう。1000万ポンドに近い金額であれば悪くない取引になるはずだ。
ムスタフィ-1500万ポンド
アーセナルは沢山のCBを抱えている。レンタル中の選手や負傷離脱中の選手を含めると来季には8人のCBが在籍することになる。アーセナルは長期的なビジョンに含まれないCBを換金する必要がある。
そのためにはムスタフィ以上の選択肢はないだろう。
ダビド・ルイスは最終ラインのリーダーで、サポート役として来季も残留するだろう。
マブロパノス、チェンバース、サリバは長期的な戦力となり得るが、ミスが多く週給が9万ポンド(年俸約6億8000万円)と高額なムスタフィは放出される可能性が高い。
彼の契約は残り1年となっており、今夏が彼の獲得に費やした3500万ポンドのいくらかを回収する最後のチャンスだ。
ホールディング-2000万ポンド
2016年にわずか200万ポンドで獲得したホールディングは常に期待以上の成績を残してきた。しかし昨季の負傷後、低調なパフォーマンスに終始している。
ホールディングは9月で25歳になる。彼のサラリーは安く、契約は3年を残しているので、放出候補のトップではない。しかしこれから全盛期を迎える彼にはより多くの出場機会が必要だろう。
そしてアーセナルで十分な出場機会を得るのは困難なはずだ。
アルテタは彼にもう1年間のチャンスを与えるかもしれない。その場合はホールディングが先発で出場できるチームへのレンタルが最適だろう。
しかしプレミアリーグでの実績が十分なイングランド人のCBであるホールディングの放出額は2000万ポンドにもなる可能性がある。その額のオファーが来たら断るのは難しいだろう。
Andrew Dowdeswel
後編
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