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トマ・レマルのアーセナル移籍のメリットとデメリット

Marc Gibbons氏の記事の紹介です。

 

アーセナルはトマ・レマルの獲得に再び興味を示している。アーセナルは3年前にサンチェスの代役として彼の獲得に9000万ポンドの移籍金を支払う構えを見せていた。

そして現在、レマルとラカゼットのトレードが噂されており、サポーターの間でも議論の的になっているようだ。

ここではこの移籍の2つのメリットとデメリットを紹介する。

 

メリット

3年前には、トマ・レマルはフランスの最高のアタッカーの1人と言われていた。アーセナルが彼の獲得に9000万ポンド以上を支払う構えを見せていたという事実は、当時の彼の注目度の高さを物語っている。

彼はアトレティコ・マドリードでレギュラーポジションを掴めていないが、彼の能力が劣化したとは限らないだろう。

結果論ではあるが、レマルのアトレティコ移籍は避けるべきだった。彼のプレースタイルと、アトレティコのそれは対照的である。

アトレティコは主にコンパクトなポゼッションスタイルのサッカーをしている。

アーセナルのようなボールを広く回して攻撃をするチームならば、レマルは自分の特徴であるスピードとドリブルをより発揮しやすいだろう。

彼は筋力よりも頭を使うことを好む選手だ。

レマルとアトレティコを比較するのは、昼と夜を比較するようなものだ。現在24歳で、全盛期を迎えつつある選手であり、彼のスタイルはアルテタが望むゲームプランに合致している。

レマルはセンターでも両ウイングでもプレーできる万能な選手であり、ドリブル能力だけでなく、優れたパスレンジを持っている。

アトレティコに移籍する前のシーズンでは、14ゴール18アシストを記録し、モナコのリーグ優勝に貢献した。レマルはアーセナルにここ数シーズン欠けていたゴールを奪うタイプのミッドフィルダーである。

アルテタは今夏は予算の都合上、トレード移籍が必要になることを理解しており、レマル以上の選択肢はそう多くはないだろう。

デメリット

最初に思い浮かぶデメリットは、レマルの精神状態だ。彼はここ2シーズンのほとんどをベンチで過ごし、自信を失っているだろう。彼は自信を取り戻すことが出来るのだろうか。

楽観的に考えても、彼の自信を取り戻すには少なくとも3ヶ月はかかるだろうし、プレミアリーグに慣れることと相まって、レマルが今夏に加入しても、トップコンディションを取り戻すには1年はかかるだろう。

キャリア最高のシーズンを過ごした後にプレミアリーグに移籍したニコラ・ペペは新たな環境に慣れるのに6か月を要した。

パフォーマンスに見合わない高給を受け取る可能性の高い選手を来季も抱える余裕がアーセナルにあるだろうか。

また、同じポジションを争う若手選手のことも考えなければならない。サカ、ネルソン、スミス・ロウ、マルティネッリは同じような役割を果たすことができ、彼らはレマルよりも優れた選手になる可能性がおおいにある。

アルテタはアーセナルの若手選手を積極的に起用しており、レマルの獲得は彼らの成長を阻害する可能性がある。

Marc Gibbons

 

トマ・レマル - Wikipedia

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参照

paininthearsenal.com