アーセナルの獲得候補”オドソンヌ・エドゥアール”のプレー分析
Aidan Randall氏の記事です。
オーバメヤンの退団の危機に伴い、アーセナルは前線の補強に迫られている。
オドソンヌ・エドゥアールはアーセナルの獲得候補の1人だ。以下ではオドソンヌ・エドゥアールの特徴をオーバメヤンとラカゼットと比較しながら紹介する。
プレースタイル
オドソンヌ・エドゥアールは今季セルティックでリーグ戦27試合に出場して21ゴールを記録している。
22歳で右利きのエドゥアールは、 体格が強く、素早い選手だ。 身長187cmで、今季は309回の空中戦を試みており、この数はオーバメヤン、ラカゼットより多い。
また彼の大きな特徴はオフボールの動きである。彼はチームメイトとの強い相互理解を築いており、スルーパスを引き出す動きが巧みである。セルティックでの彼の動き出しはラカゼットを彷彿とさせる。
エドゥアールは前線でボールを受けて、ターンやドリブルをしたり、ポストプレーでボールを落としてからボックス内に飛び込む動きが得意である。
フィニッシュ精度
エドゥアールは90分あたり平均で3.06本のシュートを打っている。下の図を見ればわかるように、彼の今季のシュート総数256本のうち、50.8%がペナルティースポット周辺でのものだ。
またシュート総数256本のうち、175本(68.3%)を枠内に収めている。
オーバメヤンは今季232本のシュートを放っており、90分あたり平均では2.58本だ。そのうちの 39.7% はペナルティースポット付近からのものである。
ラカゼットの今季のシュート数は152本で、そのうち59.8%(91本)を枠内に収めている。
パス
エドゥアールは90分あたり平均で20.59本のショートパスを出している。今季は合計で1724本のパスを出しており、成功率は84%だ。
オーバメヤンとラカゼットの90分あたり平均パス本数はそれぞれ21.2本、22.77本と、非常に似た数値を出している。
エドゥアールは今季73本のスルーパスを出しており、オーバメヤンとラカゼットのスルーパスの本数はそれぞれ57本、53本だ。
アルテタはストライカーに対して流動的にボール運びを促進する役割を求めており、エドゥアールはこの役割を担うことができる選手である。
ドリブル
エドゥアールの強みの1つはドリブルである。彼は今季544回のドリブルを試みており、90分あたり平均にすると6.5回になる。成功率は64.5%だ。
そのうち、相手センターバックに対してのドリブル回数は275回で、成功率は61.1%に上る。
オーバメヤンの今季のドリブル回数は283回で、成功率は70.7%だ。ラカゼットは48回であり、90分あたり平均で3.5回である。
エドゥアールは1対1の状況を打開できる選手であり、オーバメヤンやラカゼットよりも多くのドリブル回数を記録する選手だ。
Aidan Randall
Odsonne Edouard - Player profile 19/20 | Transfermarkt
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