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アーセナルの獲得候補"ヨナタン・ター"のプレー分析

Aidan Randall氏の記事の紹介です。

ヨナタン・ターとレバークーゼンの間には3500万ポンドの契約解除条項があると言われており、アーセナルが獲得に興味を示している。

以下ではヨナサン・ターを分析し、彼の長所と短所を紹介する。

プレースタイル

身長195㎝のターは万能型のディフェンダーである。彼は積極的にボールにアプローチを試みる選手で、ボールの出どころを正確に流れを読む能力も兼ね備えている。

ターはウパメカーノのようなドリブルによる推進力がある選手ではなく、今季はここまで17回のドリブルを試みたのみで成功率は52.9%だ。

今季はこれまで公式戦32試合に出場している。

 

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カウンターの守備の場面。右利きの相手選手がパスを出しにくいポジショニングをとる。その後インターセプト

パスセンス

アルテタはセンターバックにパスの能力を求める。今季ターは2582本のパスを出し、成功率は91.7%だ。ターの高いパスセンスはビルドアップの時に発揮される。

しかしロングパスの精度はそれほど高くない。今季彼は190本のロングパスを出し成功率は51.5%だ。

彼のキャリア通算のロングパス成功率は77%のであり、今季の低い数値はレバークーゼンの平均身長が180㎝程であることにも原因があるだろう。

 

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ルーズボールを奪取後、相手に近い内側の選手ではなくサイド構える味方の選手にパスを出すター。

ディフェンス能力

ター高い読みの能力は、インターセプト回数に反映されている。キャリア通算でターは468回のインターセプトを達成している(90分あたり5.39回)。

今季は171回のインターセプトを成功させた。そのうち81.6%は自陣でのものである。

彼は今季合計300回以上ボール奪取をしており、そのうちの76回は敵陣でのものだ。また彼の今季のデュエル勝利回数は42回に上る。

空中戦の強さ

アーセナルに長年欠けているものは、クロスをクリアすることができるディフェンダーである。ターは195㎝の長身で、クロスやボックス内へのハイボールの処理を得意としている。

今季は129回の空中戦を試み、そのうち79回(61%)で勝利している。キャリア通算では90分あたり3.52回の空中戦を試みており、64.7%の勝率を誇っている。

ターのボールの軌道を読む能力は非常に高く、ディフェンス陣の上を越えるボールに対して適切な対応が出来る選手だ。

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ターが空中戦を試みた場所の分布図。相手ゴール前での空中戦も多く、アーセナルにとって貴重なセットプレーのオプションとなるはずだ。


Aidan Randall

 

ヨナタン・ター - Wikipedia

Jonathan Tah - Player profile 19/20 | Transfermarkt

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参照記事

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