エンケティアはラカゼットのレベルに達するだろうか
Andrew Dowdeswell氏の記事です。
ーブライトン戦でラカゼットが先発すればポストプレーで大きなインパクトを与えるだろう。ではエンケティアは彼と同様の活躍が出来る選手なのだろうか。
ラカゼットはアルテタの構想には欠かせない存在ではないようだ。彼はロックダウン前にスターティングイレブンから外れており、エンケティアは中断前の3試合に先発出場していた。
マンチェスター・シティ戦でもラカゼットはベンチ回っており、アーセナルのストライカーとしての役割は、既にエンケティアのものになっているようだ。
エンケティアはシティ戦で見事なパフォーマンスを見せた。周りのサポートもほとんどない状況で疲れ知らずに動き、シティのセンターバックに脅威を与え、アーセナルがシティのプレスを回避するためにボールを保持した。
アルテタは試合後に以下の様に語っていた。
"シティ相手に披露した彼のプレーは、彼の年齢を鑑みれば並外れている。彼のプレーには個性と自信があり、あらゆる面で成長しており、私は彼に大きな信頼を寄せている。"
しかし土曜日のブライトン戦においてエンケティアは、ラカゼットが得意とする狭いスペースでのポストプレーという別の側面を見せなければならないだろう。
これまで彼はポストプレーを得意としていなかったが、もし彼がアーセナルの長期的なスターターに成長したいのであれば、この能力を証明しなければならないだろう。
シティ戦とは異なり、アーセナルは多くの時間帯でボールを保持できる。ピッチの高い位置でプレーする時間が増え、エンケティアにはグラウンダーの正確なパスが供給される。
彼はボールを保持し、ディフェンダーを抑えなければならない。
ラカゼットはこの点では優れている。彼は体をうまく使い、タッチも巧みであり、危険な位置にパスを供給できる。オーバメヤンはラカゼットの存在のおかげで、左ウイングの役割を大きく果たせていた。
エンケティアはラカゼットのように洗練されているわけではなく、狭いスペースでのコントロールやスキルには定評がない。しかしシティ戦とは違って、彼がアーセナルで最も頻繁にプレーするのはこのタイプの試合である。
彼はゴールに背を向けて、ポストプレーをすることを学ばなければならない。
アルテタは彼の能力を信じており、プレミアリーグでゴールを決められることをすでに証明している。
エンケティアはスキルをもう一段階向上させ、より完全なセンターフォワードになることができるだろうか。土曜日のブライトン戦がその大きな手がかりになるだろう。
Andrew Dowdeswell
