アルテタがシティ戦で採るべき3つの策略
Andrew Dowdeswell氏の記事です。
プレミアリーグが水曜日に再開し、アーセナルはマンチェスター・シティと激突する。
以下ではシティ戦でアルテタがとるべき3つの戦術を紹介する。
エジルを外す
エジルはこれまでのところアルテタの戦術の中心にいた。アルテタは就任直後からエジルを中心にチームを構築し、周囲にスピードと躍動感をもたらした。エジルにとっては、2018年1月に新契約にサインして以来、最高の2ヶ月間であった。
しかしアルテタの下でアーセナルに不可欠な存在となったエジルは、シティ戦には不適かもしれない。
シティ戦では中盤の広大なスペースをカバーする必要があり、相手に付いていき、適切なタイミングでプレスをし、長距離を走る必要がある。
これらはエジルの創造的な能力とは相いれないものだ。彼のスピードは衰えており、守備の意識が低く、ボールを受けられないときに消えてしまう時間帯が多くなる。
ならばアルテタは、エジルを外すべきかもしれない。
2トップ
エメリはビッグクラブと対戦した際、オーバメヤンとペペを前方に配した4-4-2の中盤ダイヤモンドのフォーメーションで戦っていた。
その意図は、相手のセンターバック2人に対してオーバメヤンとペペにプレスをかけさせ、相手のセンターバックを孤立させるというものだった。
そして2トップのスピードとドリブル能力でカウンターを仕掛け、相手のファイナルサードでチャンスを作り出すという狙いがあった。フィニッシュ精度が高ければ、うまくいっていただろう。
アルテタは、これまでつかってきた4-2-3-1や4-3-3のフォーメーションをシティ戦でも使うだろう。しかしこれまで証明してきたように、彼はチーム内の個々の役割を変えて、チームの形を変えていくことも厭わない。
この機会に彼はエメリを模範にして、2トップのシステムを使うかもしれない。
4-2-3-1で試合に入ったとしても、左ウイングのオーバメヤンが中央に入り、ラカゼットと2トップにシフトすることも可能だ。右ウイングを低めに配置して、中盤の選手がオーバメヤンのスペースをカバーすれば4-4-2のような陣形になる。
シティは守備の局面で脆弱であり、スピードのある選手への対応に苦戦している。オーバメヤンとペペを最大限に活用することが重要になるだろう。
ハイプレス
グアルディオラの率いるシティは近年、世界中のほとんどのチームを圧倒してきたが、彼らが克服できなかった相手はクロップの率いるリバプールだ。
リバプールがシティを上回ってきた理由は、ハイプレスをかける勇気を持っているからだ。シティ陣内のディフェンスサードのスペースを狭める戦術をとっていた。
リバプールはシティに一貫した姿勢で挑んできた唯一のチームである。シティはリバプールとの試合ではポゼッションで試合をコントロールすることが出来ずにいる。
アーセナルにこのゲームプランを実行する能力があるかは疑問である。しかしアルテタはこれまでのところ、ハイプレスのアプローチに熱心に取り組んできた。
彼はクロップのように、シティに真っ向勝負をする大胆さを持っている。
Andrew Dowdeswell