アーセナルが補強より放出を重視すべき理由
はじめまして。
このブログではアーセナルに関する記事の紹介などをしていきます。
今回はAndrew Dowdeswell記者の記事を紹介します。
以下記事の翻訳
--放出による陣容整理のすすめ
アーセナルは陣容整理の段階にきている。
今夏の選手放出が資金調達の助けになるだろう。
約二年前のヴェンゲル退任後、アーセナルは新時代に突入した。
ガナーズは混乱状態にあり、チャンピオンズリーグには彼の退任後2シーズン出場していない。
選手たちは年を重ね、低調なパフォーマンスを披露し、他のクラブに追随を許している。
個人的な視点では、アーセナルはチーム全体の陣容整理を検討しているようにみえる。
過去2年間の夏の移籍市場でクラブ史上最も高額な投資を行い、現在在籍する選手の多くがヴェンゲル政権下でプレーをしていない。
しかしピッチ上の結果が示す通り、チーム強化のためには更に長い道のりがある。
センターバック、右サイドバック、ミッドフィールダー全般、ウィンガーなどに相当な投資が必要だ。
来季にトップ4以上の地位を確立するには、クラブが4〜5人のトッププレイヤーとサインする必要があるだろう。
しかしアーセナルはチャンピオンズリーグ出場権を3年間逃し、選手のサラリーを膨らませている。
チャンピオンズリーグ出場権の獲得を目指す今シーズンでさえも、チームを刷新するための財政的な余力はない。
そのためさらに質素で慎重でなければならないだろう。
この観点から考えると、選手の放出額は獲得と同様に重要だ。
合理的な選手放出はクラブにとって有益で、高額投資のための予算を提供するはずだ。
アーセナルには有能な若い選手が多数在籍し、各選手の放出額は2,000万ポンドを下らないだろう。
心を鬼にして若手を2~3人放出すればアルテタ監督はトップクラスのセンターバックを獲得できるだろう。
ホールディング、メイトランド=ナイルズ、コラシナツ、そして現在レンタル中のエルネニーやムヒタリアンのような選手は、それぞれ良い金額で放出可能だ。
アーセナルがこれらの選手の放出だけで5000万ポンドを調達できると考えても的外れではないはずだ。
次に高給のベテランについてだが、 オーバメヤンとラカゼットは4,000万ポンド以上で放出可能で、エジルを放出すればサラリーのかなりの部分を節約できる。
ソクラティス、ダビド・ルイス、ムスタフィのサラリーは、チームにおける現在の役割とパフォーマンスのレベルを鑑みると過剰だ。
もちろん、上述の全選手が今夏放出されるわけではないだろうし、全選手を放出すべきでもない。
しかし、アーセナルは大規模な投資で陣容刷新を検討しており、夏の移籍市場での陣容刷新の質と量を決定するのは、獲得する選手ではなく、放出する選手とその放出額になるはずだ。
参照
https://paininthearsenal.com/2020/03/04/arsenal-smart-selling-can-aid-squad-overhaul/