オーバメヤンがセンターフォワードではなくウイングで起用されるべき3つの理由
Andrew Dowdeswell氏の記事の紹介です。
ピエール=エメリク・オーバメヤンは素晴らしいストライカーだ。
ドルトムントとアーセナルでセンターフォワードとしてゴールを量産してきたが、アルテタは彼をウイングで起用している。
以下ではオーバメヤンをウイングで起用するのが合理的である3つの理由を紹介する。
スタッツ
オーバメヤンが左ウイングでプレーしているときの90分あたりの平均ゴール数は0.83だ。中央でプレーする時はこの数字は0.57にまで落ちる。
また2年前の加入から現在までのリーグ戦において、90分あたりの平均タッチ数、ボックス内での平均タッチ数、枠内シュート率、守備アクション数といったスタッツが、中央で起用されている時に比べ、左ウイングで起用された時の方が高い。
プレースタイル
オーバメヤンは裏に走りこんでボックス内に侵入しゴールを決めるのを得意とする選手だ。彼はポストプレーやチャンスメイクを得意としていない。
アルテタはボールを支配し主導権を握ることを求める監督で、センターフォワードが中盤に降りてポゼッションに参加し、ウイングが裏に空いたスペースに走りこむことを要求する。
オーバメヤンはショートパスを頻繁に受けることは望んでおらず、自分の特徴を最も発揮できる裏のスペースでボールを受けることを好む選手だ。
そのためアルテタの戦術の下ではウイングが適任だろう。
ボールスキルの欠如
オーバメヤンのファーストタッチは時にルーズで、迫力のあるドリブルをするが、コントロールには欠けている。
ラカゼットはオーバメヤンよりもボールタッチ数が多く、より多くのチャンスを創出し、アーセナルで最も高いパス成功率を誇っている。
ラカゼットのドリブルの成功率は50%を上回るが、オーバメヤンは90分あたり1.2回のドリブルを試みて、平均成功回数は0.5回だ。
オーバメヤンがセンターフォワードとして優秀な選手であることは間違いないが、彼のボールスキルはラカゼットと比べると劣るのは事実だ。
Andrew Dowdeswell
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