アーセナルの獲得候補"ウパメカーノ"の3つの長所
Sam Hough氏の記事の紹介です。
アーセナルはウパメカーノに大きな関心を寄せている。
以下の分析ではライプツィヒ対ウニオン・ベルリン戦での彼のパフォーマンスを分析し、そこからみえてくる彼の長所を紹介する。
パスセンス
上の画像のプレーにおいて、ウパメカーノは3人の相手選手からプレッシャーを受けているにもかかわらず、ボールを受ける前にルックアップして前方のスペースを把握し、味方選手にパスを出した。
このような状況では、多くのディフェンダーはパニックに陥り、前線へロングパスを出してしまうだろう。彼の冷静さと深い位置からのビルドアップ能力は秀でている。
ウパメカーノは、上の画像のシーンのように、ミドルサードでもパスセンスを発揮する。彼は相手の中盤の背後にスペースがあることを把握し、正確なパスを出した。
このプレーはウパメカーノに相手の中盤のラインを崩すパスが出す能力があることを示している。
多くのディフェンダーは、横の選手にパスをするか、ゴールキーパーにバックパスをするだろう。しかし彼はミドルサードにおいても前方へのパスを選択できる。
ウパメカーノはスペースを認識し、それを利用するパスセンスを持っており、ビルドアップの際の重要なスイッチとなれる選手だ。
ボール奪取能力
ウパメカーノは重要な局面でボールを奪い返す能力を持っている。
試合中、ウパメカーノはボールを奪い返し、カウンターやチームのボールキープに繋げる場面を多く作った。彼はボールを奪い、相手選手とボールの間に体を入れている間に、パスを受けられる味方を探し、パスを繋ぐことができる。
上の画像のプレーでウパメカーノは、相手選手とボールの間に体を入れている。
彼は上半身を使うだけでなく、腕も上手く使っている。相手選手とボールの間にこれだけの距離があると、大抵の場合相手選手はボールを取り戻す際にファウルをしてしまう。
前線へのフィード
上の画像のプレーで、ハーフウェイライン手前でボールを奪ったウパメカーノは、味方センターバックへパスを出すと見せかけることで、プレスに来る相手選手にフェイントをかけた。
そして前方にできたスペースにボールを運び、フィードを送った。ウパメカーノの前のスペース(赤四角形)にはチームメイトがいないことを認識したうえでの判断だった。
フィードを受けたシックは、ヴェルナーにパスを送り、彼がゴールを決めた。
また上の写真のプレーでは、ウパメカーノは味方へのパスコースを3つ(赤い線)持っているが、彼はより前方の味方へパスをだした(黒矢印)。
ウパメカーノは攻撃を一気に前に進めるフィードの能力を持っている。
Sam Hough
Dayot Upamecano - Player profile 19/20 | Transfermarkt
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