アーセナルがトーマス・パーティの獲得に失敗した場合の代役候補2選
Andrew Dowdeswell氏の記事の紹介です。
トーマス・パーティのアーセナルへの移籍交渉は進んでいると報じられている。しかし他クラブとの競合やCOVID-19の流行による減収などにより、交渉が成功する可能性は絶対的なものではない。
以下ではアーセナルがトーマスの獲得に失敗した場合に獲得すべき2人の選手を紹介する。
デニス・ザカリア
トーマス・パルティは推進力がある選手だ。守備の能力も高く、タックルとインターセプトの質が高い。攻守両面で活躍できる選手である。
ボルシア・メンヘングラードバッハのデニス・ザカリアも似たような特徴を持っている。身長は189cmでパスセンスが高い選手だ。
今季は90分あたり2.87本のパスをファイナルサードに通している。そしてそのうち0.56本をペナルティエリア内へ通す。
トーマスほどダイナミックではないが、前方にボールを運ぶことができ、球離れのタイミングも早い。
ボルシアMGはザカリアがボールを奪い、それを彼が素早く前方に運ぶというスタイルのカウンター攻撃を得意としている。
守備のスタッツも優秀だ。
90分あたりのタックル成功数は3.29回で、ブンデスリーガでは4位に位置する。90分あたりのインターセプト数は1.81回で、ブンデスリーガでは8位だ。
彼は体格活かしてボールを奪う。トーマスほどボールスキルは高くないが、23歳の彼には成長の余地が大いにあり、守備での貢献は大いに見込める選手である。
イブラヒム・サンガレ
デニス・ザカリアがより守備的な選手であるのに対し、トゥールーズのイブラヒム・サンガレは攻撃に秀でた選手だ。
22歳のサンガレは優れたボールスキルを持っている。推進力が高く、高いボールコントロールと加速力を持ち、相手のディフェンダーを振り切る強さもある。
90分あたりのドリブル成功回数は1.53回で、90分あたりの前方へのドリブルの距離は124メートルに及ぶ。彼は推進力に優れた選手である。
この能力は今季のアーセナルの中盤に欠けているものだ。深いエリアから前方のエリアにボールを運べる選手はジョー・ウィロックのみだ。
パスの配給役としても、彼は非常に有能だ。サンガレは90分あたり6.24本の縦パスを試み、そのうち5.12本をファイナルサードに出している。そして5.12本のうちの80%弱を成功させている。
彼とトゥールーズとの契約は残り1年で、トゥールーズがシーズン中止によりリーグ1から降格した場合、移籍金は割安になるだろう。
トゥールーズはザンカレの移籍金として2200万ポンドを見積もっていた。彼はトーマスの移籍金の半分で獲得できるかもしれない。
トーマス・パルテイはアーセナルのトップターゲットであると報じられている。しかし交渉が決裂した場合、クラブには他の選択肢も残されている。
Andrew Dowdeswell
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